友の母の訃報
昨日、
“先月半ばに最愛の母が永眠しました”
と、私の数少ない友人の中でも親友と呼ぶべき幼馴染から知らせがありました。
長い間患っておられ容態が深刻なことも知っていたので、私の母の訃報を知らせられずにいました。
実は私の母も2月に亡くなって、と告げると
「なんで教えてくれへんかったん」
と涙してくれました。
私たちの母親は嫁ぎ先でご近所になり、偶然同郷で卒業した女学校も同じ、
母が一年後輩だった、というそんな縁もあり、私と彼女が母たちのお腹にいるときから、情報交換などして仲良くしてもらっていたようでした。
私と彼女は幼稚園・小学校と共に通い、中学校の時彼女が兵庫へ引っ越して行きました。
それから40年以上今もなおそのころのように、会えばしゃべりまくり笑いあえる大切な友です。
まさかこんなにも時を同じくして、母を失う悲しみを分かち合うことになるとは思いませんでした。
彼女のお母さんは腎臓癌だったそうで、長い間治療をされていました。
どんなにつらい治療も、つらい病状でも泣き言は一言も言わず、
お医者様が驚くほどの忍耐力で病気と立ち向かっておられたそうです。
「本当にあっぱれれな最期だったし、出来る事は全てしたので何も後悔はない。」
と長きに渡った看病で体重が激減したという彼女が清清しく言うのです。
最期の最期までがんばり抜いたおばちゃんと、彼女と、ご家族とに心から、
お疲れ様ゆっくり休んで下さい。
と言いたいです。