月曜日その後
胆石をお腹に持っていたとは母も知らなかった事だと思います。
胆汁膵汁の流れ出る場所に胆石が詰まり、膵汁がにじみ出て周囲の臓器に炎症を起こさせている。
そんな説明だったと思います。
開腹手術をしないで詰まっている部分を通す処置がうまくいった、
ということで、病院に泊り込むつもりだった姉も私も、母をそのまま病院にまかせて、姉は奈良の自宅に、私は大阪の母のマンションに帰ることにしました。
病院を出て、歩きながら退院後の母について話しました。
さすがに一人暮らしはもう心配です。
今までにも何度かこれから先の母の暮らし方については考えないと、
という話にはなるのですが、元気で気楽にやっているので先延ばしになっていました。
いよいよ本気で考えるべき時が来たのです。
退院するまでに母と相談しなければ、、
具体的な案は何も出ないまま、それぞれその日は帰りました。
途中閉まりかけのスーパーで半額になったお弁当を買い、
一人マンションに向かっていると何だかすごく寂しい気持ちになりました。
母も一人暮らしでこんな寂しい思いする事もあるんだろうな、なんて考えたりしました。