あーかい あーかい まっかいけ

85歳の母が亡くなった。母の死から教えられたことをすこし聞いてもらいたい。

あーかい あーかい まっかいけ

このブログのタイトル

 あーかい あーかい まっかいけ

なんのこっちゃわからん 不気味なタイトルですが、

ちゃんと由来はあります。

 

49日の満中陰の日、

お寺で法要を終えその後、母の姉、妹、義妹、義弟に母のマンションに寄ってもらい、

形見分けのようなことをしました。

わざわざ来て頂いてまで貰ってもらえるものなどないのですが、

母が長年にわたって買い集め、古くなっても捨てられずにしまわれていた、

衣類や雑貨をみんなでわいわいおしゃべりしながら貰って頂きました。

とてもたのしい会になり、母もここに一緒にいれたらさぞ楽しかろうに

と、思いをめぐらせました。

 

古着ばかりで申し訳なかったのですが、数が多く結構な荷物になりました。

一番年長の伯母は足が少し悪いので、看護師をしている姪の車で伯母の家までお送りすることになりました。

私の次女も一緒に付いて行ったのですが、

「おばあちゃんに歌おしえてもらった〜♪」

と言って帰ってきました。

 

 

母と伯母が幼い頃、

あぜ道に咲いた沢山の彼岸花を見て

2人で作ったというのが、

 

 あーかい  あーかい  まっかいけー

 

という歌です。

リズムに乗って

あーかい   あーかい  まっかいけー

と言うだけの歌です。

だんだんキーを上げていき、歌えなくなるまで歌うのだそうです。

 

その話を聞いた時、

80年前に時間は戻り、

小さな2人の少女がケラケラ笑いながら歌っている

そんな秋の日の風景が浮かびました。

 

 

母の幼い頃の思い出を娘から聞かされる

私には童話をきいているような

優しい気持ちになりました。

 

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