あーかい あーかい まっかいけ

85歳の母が亡くなった。母の死から教えられたことをすこし聞いてもらいたい。

乙女心

もう随分前に冬のソナタで火がついた韓国ドラマブームがありました。

当時私もはまり、母にも色々ビデオテープを見せたりしていました。

いつの間にか母も  美しき日々  というドラマからイ・ビョンホンさんのファンになっていました。

母はテレビを見るのが好きでした。

関西人なのでお笑い番組も大好きだったし、スポーツ番組も父よりもよく見ていました。

ドラマよりもバラエティ、ニュースをよく見ていました。

というよりドラマは見たくても毎週同じ時間にテレビの前に座ってみることが、

家事をしていると難しかったのかなと思います。

今なら見たいテレビは録画してゆっくりみることができますからね。

なのでビデオ機器を操れるようになった母はドラマ三昧にふけっておりました。

それまで母が特定の役者さんだったり、歌手だったり、お笑い芸人さんだったりのファンだというのを聞いたことがなかったと思います。

そんな母がイ・ビョンホンさんのファンになり雑誌まで買っていたのには驚きました。

大ブームのヨン様ではなくイ・ビョンホンさんにはまるあたり、私たち親子だわと思いました。

王道ど真ん中を行くわけでなく、ちょっと少数派のほう。

ジャニーズで言うと私の場合、キムタクより草なぎ君、タッキーより翼君、嵐より関ジャニが好きなのです。


おばあちゃんになった母に乙女心を蘇らせてくれた、韓流ブームは偉大であったと思います。


棺にはもちろんイ・ビョンホンさんの写真集を入れてあげました。